先輩たちからVOICE
1年生
入学して思うこと
入学前、勉強についていけるか、母の病気の事、クラスに馴染めるのかと不安がたくさんあった。
授業か始まり、時間管理をきちんとして勉強時間を確保することの必要性を感じた。
常日頃からの努力も必要不可欠だと思う。
看護師の母の事も気になる。
病気と向き合う姿から学ぶことも多いが、一日も早く回復し学校での学びを看護の現場でどう実践するのかを教えてほしいと思う。
入学して二週間が経ち、この学校に決めて良かったと感じる。少人数のため馴染みやすく話しやすい。先生方は生徒を個々に見てくださり、相談しやすい。
心配事がある時も寄り添ってくださり前向きな気持ちになる事ができる。
私は、この学校で准看護師を目指し、二年間頑張っていきたい。
避難訓練を振り返って
私は、阪神淡路大震災を体験した。
夜明け前、大きな音で飛び起きた。縦揺れが襲い家の中の物が散在した。
余震におびえながら、家族と守りあって日々を過ごした。
私が通う小学校の校舎は、一階がつぶれてなくなっていた。
避難訓練の時は、本能的に頭を防いだ。
被災の経験から咄嗟に行動したのかどうかはわからないが、リアルに想像して、危機感を持って訓練することが重要であると思った。
私は、大きな災害のニュースを知る度、いち早く被災地にかけつけたいと思う。命を確保するためにまず何が必要なのかを伝えたい。
被災した時に自分が一番求めていた「安心」を目標に、看護師として人々の支えになりたいと思う。
解剖実習見学で学んだこと
解剖実習見学を前に、私はご遺体の解剖そのものが想像もできず、不安な気持ちが大きかった。
ご献体を前にした私は、人間の体の構造を知りたいという強い気持ちが沸き上がり、不安が自然と消えていった。
提供してくださった方の心臓は、思っていたより小さく握りこぶし大くらいだった。
九十六年もの間この心臓が絶え間なく動き続けていたことやその生命力の強さに心が震えた。
心臓は、筋肉の塊のようで、弁がしっかり見えた。動脈の管は大きく、その穴から全身に血液を送っていると思うと、これこそが命の臓器だと感じた。
私が看護学校を卒業して実際に現場で働く頃には、看護師としての技術を磨きながら、この解剖見学実習で学ばせていただいた事を思い出し、患者さんに向き合っていきたいと思う。
2年生
目指せ看護師
津市出身です。高校卒業後松阪の病院で看護助手をし、本校に入学。
母も姉も看護師で、ゆくゆくは看護師を目指したいと思っていました。
一度はあきらめかけていた夢だったんですが、働く病院にこの学校の卒業生がいて、まず准看護師の資格をとってはどうかと勧められました。
先輩方の話から、この学校を選ぶにあたっては何の心配もありませんでした。
クラスメイトは将来のことを真剣に考えている人が多く、みんな前を向いています。
先生方も資格取得に向けて必死に親身になってくれます。
この学校で専門的な知識を身に着け、次のステップへと進んでいきたい。
様々な社会経験の仲間たちと
長野県出身で志摩市に暮らしています。ダンスの仕事をしていた経験からアートメイクに興味を持っていました。けれども施術するには看護師や医師の資格が必要だと知り、応募をしました。
子どもが保育園の年長だったので、子育てをしながら通える学校をと思い、オープンキャンパスに参加をしました。
覚えることやテストも多く大変な側面もありますが、医療についてたくさん学べるし、様々な社会経験がある仲間たちと一緒に学ぶことがいい刺激になっています。
年齢層も幅広く、出産や子育て経験のあるクラスメイトも多いため、アドバイスをもらえるので安心です。
今は、看護の仕事そのものに関心が深まって、上手に採血ができるようになりたいと思うし、夜勤もやってみたいと思います。